令和5年度募集要項(対象:学生) ニーズ&アイデアフォーラム2023
令和5年度募集要項(対象:学生)
ニーズ&アイデアフォーラム2023
‐医療・福祉系、デザイン系、工学系の学生混成チームによる自立支援へのアイデア‐
Ⅰ 事業の概要と目的
本当に役立つ支援機器を開発するには、本当のニーズを知る必要があります。医療・福祉系、デザイン系、工学系の学生が混成チームを作り、国立障害者リハビリテーションセンターの職員と一緒に、さまざまな障害を持った人たちのニーズを学ぶことから始め、障害当事者の方々の意見を聞きながら、学生たちが自由にアイデアを出し合い、独創的な支援機器を一緒に形にします。
ニーズ&アイデアフォーラム(略称NIF)は、障害がある人の支援機器関係のモノ作りに関する人材育成の研究で、それらの成果物や利用者のニーズの一端を多くの方々に知っていただき、支援機器に関する情報共有の促進や支援機器開発の促進を図ることが目的です。
以上の主旨に賛同し、チームの一員として機器開発の経験を希望する学生を募集します。
Ⅱ 活動内容
1 実施場所
・国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市並木4丁目1番地)
・オンライン(Zoom,Teams等)
※一部報告会等,関東圏の別の会場にて実施する可能性があります
2 実施期間
・令和5年8月上旬~12月下旬 ※途中参加も可能です。
3 実施のモデルプラン ※状況に応じて変更の可能性もあります。ご了承ください.
第1回:オリエンテーション(概要説明・施設見学・ニーズ例の紹介・その他)
第2回:ニーズの分析方法(講義)、取り組むニーズの決定とチーム編成
→ 第1,2回は同日(8月7日(月))に実施し,対面+オンラインのハイブリッド形式での開催を予定しています.
第3回:ニーズの聴取と分析、要求すべき仕様(要求仕様)の決定
第4回:基本仕様の決定と試作機等の作製
第5回:試作機の改良と臨床評価
→ 初回以降,試作やチームミーティングはチームで随時実施
第6回:成果物の進捗結果の発表(リハーサル,オンライン)
第7回:成果物の一般公開(成果発表会,ハイブリッド)
4 参加費用
・無料
・機器製作のための材料費用は支弁します。
・交通費の支給はありません.
Ⅲ 応募条件
1 応募資格
・国内の大学・大学院等に在籍する学生。高専学生、専門学校学生も可(18歳以上)。
2 募集人数
・工学系(5名程度) 例)機械・電子・ロボット・情報・建築等
・医療・福祉系(若干名) 例)作業療法・理学療法・看護・社会福祉・特別支援教育等
・デザイン系(10名程度) 例)プロダクトデザイン・環境・芸術等
※原則先着順にて決定します。
3 研究への協力
本取組みは、カシオ科学振興財団第13回研究協賛事業:研究課題「ニーズ・アンド・アイデア・フォーラム(NIF)を通じた異分野協働人材の育成手法の研究と拡大」(代表:井上淳(東京電機大学工学部機械工学科)の一部として実施します。
参加が決定した方には、本プロジェクトに参加するに際しての興味や感心、障害当事者のニーズや福祉の課題等に触れて、チームで解決策を考えそれを形にする過程での学びや自分への期待などについて、感じたことなどについて、紙面及び口頭によるインタビュー調査に協力して頂きます。
Ⅳ 応募方法
1 提出書類
・申込書(住所・氏名・連絡先・所属・学年・専門分野・志望の動機・その他(事前に伝えておきたいこと,質問など)を明記)を下記提出先まで、電子メールにてお送りください。
2 締め切り
・令和年7月21日(金)必着
※但し、定員になり次第締め切ります。
3 提出・問い合わせ先
国立障害者リハビリテーションセンター研究所 障害工学研究部
担当:眞野明日香
e-mail:NIF@rehab.go.jp
※NIFに関しては以下の説明資料(PDF)もご参照ください。