
千葉大学 宮坂朔太郎 井上壮太 森清志郎 千葉県立保健医療大学 加藤花実 埼玉大学 小林弥生
ニーズ
頸髄損傷者の中には、上肢機能や下肢機能の低下により通常のズボンを自力で履くことができず、椅子に座って更衣をする必要がある方もいる。そのため、頸髄損傷により下半身に不自由のある方が、一人で無理なく着脱できるズボンには、一定の需要がある。
調査
ファスナーで前面を開閉させることができるズボンは、すでに市販されている。しかし、これらは介護をすることを前提とした作りになっている。そこで、試作品として、ズボンを全開にできるようにファスナーの位置や長さを改善し、下肢を通しやすくした。

アイデア
ゴム紐を踏んでテープファスナーを閉じ、紐を引き上げることでファスナーが閉じる。その紐がベルトに転じ、通常のズボンのように履くことができる。
提案システム
ファスナーを上げやすくするため、膝部分にマグネットホックを仕込むことで、仮止めできるように加工を施した。

実装・モックアップ
