
東京学芸大学 平井 優美 千葉大学 高谷 紘子 女子美術大学院 小林 美佳 張 紫韵 首都大学東京 阿部 倫子 埼玉大学 小野 祥輝 加藤 麗音
ニーズ
第6頸髄損傷者の方を対象とし、ヒアリング調査から得られた「マニキュアを綺麗に塗りたい」や「爪磨きがしたい」というニーズに応える自助具を考えた。第6頸髄損傷者の方はには難しい「綿棒をつまみ、はみ出した部分を落とす」というニーズに応える。
調査
マニキュアを落とす際には主に除光液が用いられる。マニキュア全体を落とすのにはコットンを、細部を落とすのには綿棒を用いる場合が多い。ヒアリング調査より、頸損の方はマニキュアを落とす際に除光液を浸したコットンを押し当てて使っていることがわかった。

アイデア
①コットンや綿棒は使い捨てである
②綿棒は先端ではなく腹を使う
という2点のことからアイデアを出した。
提案システム
突起にコットンを載せ、上から穴の空いた蓋を押し込むことで、マニキュアのはみ出した部分をピンポイントで落とす。挟むモノを紙やすりにすることで、爪磨きも可能である。
