
ニーズ
履く靴の選択肢を広げたい
片麻痺の方は履く靴においてマジックテープやファスナーなどに履き方が限定されることで、選べるデザインが制限されてしまう。一般的なスニーカーやブーツに用いられている靴紐が片手でも結べるようになることによってその選択肢は大きく広がる。
片麻痺の方は履く靴においてマジックテープやファスナーなどに履き方が限定されることで、選べるデザインが制限されてしまう。一般的なスニーカーやブーツに用いられている靴紐が片手でも結べるようになることによってその選択肢は大きく広がる。

アイデア
ツメで固定し片手で結ぶことを容易に
ツメに紐をひっかけることによって麻痺手のはたらきを補い、片手で蝶々結びができる用具を制作した。靴の両側にツメがあるため強く結ぶことができる。折りたためる形状になっており携帯して外出先での使用も可能である。

使い方
① 折りたたんだ状態
この状態だと薄くコンパクトであるため、持ち運びが容易である。

② 両側の柱を立ち上げる
ツメのついた柱を立ち上げた状態にすることで、紐靴をその間に固定することが可能となる。

③ 靴をはめこみツメに紐をひっかける
靴を柱の間にはめこみ、固定する。土台の横幅は伸縮するため、靴のサイズに合わせた固定が可能となっている。ツメ部分も徐々に細くなっており様々な太さの靴紐に対応する。

④ 紐を順番に固定して進めていく
麻痺手の動作を補うようにツメを利用して紐を固定し、蝶々結びを行っていく。

⑤ 最後は紐を手で引っ張ってきつく縛る
紐は両側のツメで固定されているため、健常者のようにきつく紐を結ぶことができる。結び終わったら補助具を外し折り畳む。
