
ニーズ
長く楽しめるリハビリテーションをしたい!
リハビリテーションは継続して行うことが重要である。リハビリテーションの中でも音楽を用いたものは長期的に行われる。しかしながらリハビリテーションに用いられる楽器はタンバリンやハンドベルなど単純なものが多く、個々の症状に合わせ難易度を調節できる楽器は少ない。
アイデア
自分に合った方法で演奏を楽しめる楽器
複数の演奏法を用意し、リハビリテーションの進行具合により演奏の難易度を変えられる楽器を提案した。また、音楽は人に対して披露することで努力を継続する動機になること、役割があることがやる気につながることから、複数名で演奏できるように工夫した。それにより、リハビリテーションだけでなくコミュニケーションツールとしても利用できる楽器になった。
使い方

オルガンを組み合わせた弦楽器
鍵盤を押しながら弦を弾くことで音が出る仕組み。鍵盤は和音と単音に分かれている。1人~4人で演奏することができる。

自分にあったかたちで参加できる
左図にあるように、様々な演奏の仕方がある。これにより、リハビリテーションにおいて目標が立てやすくなった。また、障害の有無に関わらずすべての人が演奏を楽しむことができる。
その他の楽器
水位を利用したスライドホイッスル



下部の風船をにぎることで水位が変化し、音程が変化する。一人が一音を担当し複数名で演奏することも一人で複数の音を吹くこともできる。水と風船を用いることで、どこでも演奏できる気軽さを持たせた。またすべて分解できる仕組みになっているため、清潔に保つことができる。